世界の水問題と膜処理法の優位性

「水の惑星」の名称からは信じがたいことですが、私たちが飲料水等に使うことができるのは地球上に存在する水資源のわずか0.01%にすぎません。 しかも、人口の増加や新興国の経済発展にともなう水需要の急拡大と、地球温暖化による干ばつや工業化による水質汚染によって水資源不足は深刻化しており、 世界では今も約11億人が安全な飲料水を日常的に得られず、2025年には欧米等の地域でも水不足になるとの予測もあります。

もはや、自然の浄化作用だけで質・量ともに十分な水の確保は困難となった今、高精度の水質制御と高速処理が可能な「膜処理法」による水処理の普及が待たれています。海水淡水化においては、膜処理法は、従来主流であった「蒸発法」に比べてエネルギー消費と造水コストが低く抑えられるため、世界中で注目を集めています。

膜処理法による水処理は、地球上の水の約97.5%を占める海水の淡水化に力を発揮するだけでなく、その技術の高度化にともなって下廃水や湖沼・河川・地下水の浄化においても、原虫の除去や高精度の処理を実現する等活用の幅が広がっています。

海水淡水化における高度な膜処理技術 海水淡水化における高度な膜処理技術

人口の増加と水処理技術の進化 人口の増加と水処理技術の進化

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